花粉症はいつから始まる?症状の見分け方と早めにできる対策を医師が解説|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

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花粉症はいつから始まる?症状の見分け方と早めにできる対策を医師が解説|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

花粉症はいつから始まる?症状の見分け方と早めにできる対策を医師が解説

花粉症とは?

花粉症は、毎年決まった時期に現れるため「体質だから仕方ない」と思われがちですが、実は免疫の仕組み(体を守る反応)が関係する病気です。まずは「花粉症がいつから始まり、なぜ症状が出るのか」を理解することが、正しい対策の第一歩になります。

花粉症はいつから発症する人が多い?

日本で最も多い花粉症はスギ花粉症で、一般的には2月〜4月に症状が出始めます。続いてヒノキ花粉が3月〜5月頃に飛散します。さらに秋にはブタクサやヨモギが原因となることもあり、「花粉症=春だけ」という認識は実は誤解です。

また、40代・50代になってから「今年初めて花粉症になった」という方も少なくありません。これは長年の花粉曝露により、免疫が限界点を超えた結果と考えられています(IgE感作)。伊丹市周辺でも近年は飛散量が多く、都市部・郊外を問わず注意が必要です。

【参考文献】

  • ARIA(Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma)ガイドライン
  • 日本鼻科学会「アレルギー性鼻炎診療ガイドライン」

花粉症の原因と体の中で起きている反応

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、体内に侵入した花粉を免疫が「敵」と誤認することで起こります。その結果、ヒスタミンという物質が放出され、くしゃみ・鼻水・目のかゆみが出現します。実はこれは体を守ろうとする反応の暴走です。糖尿病や高血圧など生活習慣病がある方では、慢性的な炎症や自律神経の乱れにより、症状が強く・長く出やすいことが報告されています。単なる鼻の病気と侮らず、全身の状態を見ることが大切です。

【参考文献】

  • WAO(World Allergy Organization)Position Paper

花粉症の主な症状

花粉症の症状は「風邪と似ている」ため、自己判断が難しい病気です。ここでは、代表的な症状と見分け方を整理します。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど典型的な花粉症の症状

花粉症の代表的な症状は、

  • 連続するくしゃみ
  • 水のような透明な鼻水
  • 鼻づまり

が特徴です。特に朝起きた直後や外出後に悪化する場合、花粉症の可能性が高くなります。

一方、風邪では黄色っぽい鼻水や、数日で改善することが多い点が異なります。「毎年同じ時期に同じ症状が出る」「薬を飲むと一時的に楽になる」という場合は、花粉症を疑う目安になります。熱がない・長く続く・季節性がポイントです。

【参考文献】

  • 日本鼻科学会 アレルギー性鼻炎診療ガイドライン

目のかゆみ・喉の違和感・咳も花粉症の症状?

花粉症は鼻だけの病気ではありません。

  • 目のかゆみ・充血
  • 喉のイガイガ感
  • 空咳(痰の少ない咳)

といった症状が出ることもあります。

また、「花粉症による咳」は、夜間や会話中に出やすく、風邪や喘息と間違われがちです。少し意外な視点ですが、目薬だけで咳が軽くなるケースもあり、原因が花粉であることを示唆します。症状が複数部位に及ぶ場合は、総合的に診られる内科受診が有効です。

【参考文献】

  • ARIA(Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma)ガイドライン

花粉症と風邪の症状の違いと見分け方

花粉症と風邪の大きな違いは、

  • 発熱がほとんどない
  • のどの痛みが強くない
  • 何週間も症状が続く

という点です。

花粉症では基本的に熱は出ず、鼻水・くしゃみが数週間続きます。風邪は発熱や喉の痛みが強く、1週間前後で改善します。「熱がないのに鼻水だけ続く」「毎年同じ季節に体調が悪い」場合は、花粉症を疑いましょう。自己判断で市販薬を続けるより、早めに医師に相談する方が結果的に楽になることが多いです。

花粉症はいつから対策すべき?

花粉症対策は、「症状が出てから」ではなく、いつから始めるかがとても重要です。

症状が軽くても花粉症対策を始めたほうがよい理由

花粉症治療は「症状が出る前〜出始め」が最も重要です。抗ヒスタミン薬(アレルギー反応を抑える薬)は、症状が出始めた初期に使う方が効果的です。まだ我慢できるから」と放置すると、薬が効きにくくなることもあります。

【参考文献】

  • ARIA(Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma)ガイドライン

花粉症は放置すると症状が悪化する?

花粉症を放置すると、

  • 夜眠れない
  • 集中力が落ちる
  • 仕事や日常生活に支障が出る

といった問題が起こります。また、喘息(ぜんそく)をお持ちの方では、症状が悪化することも知られています。生活の質(QOL)を守るための治療と考えることが大切です。

【参考文献】

  • ARIA(Allergic Rhinitis and its Impact on Asthma)ガイドライン

花粉症で病院に行くタイミングとは?

「このくらいで病院に行っていいのかな?」と悩まれる方は多いですが、早めの受診が結果的に楽になることが多いです。

花粉症は内科と耳鼻科どちらを受診すべき?

花粉症は、内科・耳鼻科どちらでも診療可能です。糖尿病や高血圧などの持病がある方は、全身状態を考慮できる内科受診が安心です。当院でも、生活習慣病を考慮しつつ、眠くなりにくい抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイドを適切に使い分けています。

花粉症の検査でわかること・わからないこと

血液検査(特異的IgE抗体)により、スギ・ヒノキなど原因花粉を特定できます。ただし、「数値が高い=症状が重い」、ではありません。大切なのは「どれだけ生活に支障が出ているか」です。検査結果と症状を合わせて考えることで、無駄な薬を減らし、最適な治療につながります。症状と生活への影響を総合的に判断することが大切です。

まとめ

花粉症は年齢に関係なく、いつからでも発症する可能性がある身近な病気です。くしゃみや鼻水だけでなく、目や喉の症状が出ることもあり、風邪と区別がつきにくい場合もあります。症状が軽いうちから対策を始めることが、つらさを長引かせないための大切なポイントです。

また、糖尿病などの持病がある方では、花粉症の薬の選び方に注意が必要なこともあります。どの薬を、いつから使うかによって、日常生活の快適さは大きく変わります。次回の記事では、花粉症の薬の種類や効果の違い、眠くなりにくい薬の考え方、具体的な対策について詳しく解説します。

つねだクリニックには、伊丹市をはじめ川西市・宝塚市・尼崎市・池田市から多くの患者さんが来院されています。花粉症から生活習慣病までまとめて相談できる内科として、女性医師の在籍や駐車場完備など、通いやすい環境を整えています。「これくらいで受診していいのかな」と迷ったときも、どうぞ気軽にご相談ください。

文責:つねだクリニック院長 常田和宏