コロナ流行期の発熱外来完全ガイド|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

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コロナ流行期の発熱外来完全ガイド|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

コロナ流行期の発熱外来完全ガイド

コロナ流行期に発熱外来を受診すべきタイミング

コロナウイルスの感染が再び広がってくると、「この症状は受診すべきか」「自宅で様子を見ても良いのか」と迷う方が増えます。特に40〜60代の方は、持病や基礎疾患がある場合、症状が軽くても重症化リスクが高まることがあります。発熱外来は、コロナ感染の可能性がある方や、発熱・咳などの症状が出た方を安全に診察するための専門外来です。ここからは、具体的な受診の目安についてご説明します。

コロナの初期症状と発熱外来に行くべき判断基準

コロナの初期症状は発熱、咳、喉の痛み、倦怠感などで、インフルエンザや風邪と似ています。特に37.5℃以上の発熱が持続する場合や、息苦しさ、強い倦怠感がある場合は、早めの受診が推奨されます。糖尿病や高血圧、心疾患などの持病がある方は、症状が軽くても重症化のリスクが高いため、早期の診察が重要です(厚生労働省「新型コロナウイルス感染症診療の手引き 第9.1版」参照)。

発熱だけでも受診すべき?迷ったときのチェックポイント

発熱だけでも、基礎疾患がある方や65歳以上の方、妊娠中の方は受診を検討すべきです。また、発熱に加えて咳・喉の痛み・味覚嗅覚の異常がある場合も要注意です。発症から数日以内の早期診断は、重症化予防につながります。(国立感染症研究所「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A」参照)。

発熱外来でできるコロナ検査と診療の流れ

発熱外来では、コロナ感染の有無を確認するための検査や、症状に応じた診療が受けられます。

発熱外来で受けられる検査の種類(抗原検査)

抗原検査は、15〜30分程度で結果がわかる迅速検査です。発症から2〜9日以内の診断に有効とされます。PCR検査に関しては、以前は主流の検査として行われてましたが現在は抗原検査が主流になっています。PCR検査はより高感度でウイルスの有無を確認でき、症状が軽い場合や発症初期でも検出可能です。検査の選択は症状や発症時期、医師の判断によります(WHO「Laboratory testing for coronavirus disease」)。

発熱外来での診察から結果説明までのステップ

  1. 事前のweb問診で症状や発症日、接触歴などを記入
  2. 検査(抗原検査)を実施
  3. 必要に応じて体温・酸素飽和度を測定
  4. 検査結果の説明と、治療方針の決定
    この流れは院内感染防止のため、隔離室や専用動線を用いて行われます。

コロナ陽性時に受けられる治療・処方薬

軽症例では解熱剤(アセトアミノフェン)や鎮咳薬で症状緩和を行います。重症化リスクが高い方には、医師の判断で抗ウイルス薬(モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビルなど)を処方する場合があります。これらは発症から5日以内の投与が効果的です(厚労省「COVID-19診療の手引き」参照)。

コロナ感染疑い時の発熱外来利用方法

発熱外来を利用するには、院内感染防止のため直接来院せず、WEBや電話での予約を行ってください。

発熱外来の予約方法(電話・WEB問診)

当院では、電話またはWEB問診から予約が可能です。WEB問診では、症状や持病、服薬状況などを事前入力できるため、当日の診療がスムーズになります。オンライン予約は以下のリンクからアクセスできます。

発熱外来オンライン予約ページ

受診時に必要な持ち物と注意事項

健康保険証、お薬手帳、検査結果(過去に受けた場合)、体温の記録があると診察が正確になります。マスク着用や事前連絡は必須です。

院内感染対策としての隔離室・動線管理

発熱患者さんは一般診療エリアと分けた隔離室で診察します。動線を分離することで、他の患者さんやスタッフへの感染リスクを最小限に抑えています。

地域で探す発熱外来とコロナ対応可能な医療機関

コロナ流行期には、発熱外来の混雑や予約枠不足が生じやすくなります。普段から自宅や職場の近くで受診可能な医療機関を把握しておくと安心です。特に伊丹市や近隣の宝塚市、川西市、尼崎市、池田市などの地域では、複数の医療機関が発熱外来を設置しています。

伊丹市・近隣エリアの発熱外来情報

伊丹市内には当院を含め、発熱外来を設けているクリニックが複数あります。地域ごとに受診条件や予約方法が異なるため、事前確認が大切です。当院はWEB予約にも対応しており、混雑時でもできる限り当日対応を心がけています。

かかりつけ医がない場合の発熱外来の探し方

かかりつけ医がない場合は、各自治体の公式ホームページや「受診・相談センター」から発熱外来の一覧を確認できます。Googleマップで「発熱外来+地域名」で検索すると、診療時間や口コミも参照可能です。

休日や夜間に受診できる発熱外来

休日・夜間は一部の医療機関や休日診療所で発熱外来を実施しています。伊丹市では休日・夜間急病センターも活用できますが、事前連絡が推奨されます。

自宅療養と発熱外来の使い分け

軽症であっても、基礎疾患の有無や年齢によって対応は異なります。症状に応じた「受診すべきか」「自宅で様子を見るべきか」の判断が重要です。

軽症コロナの場合の自宅療養ルール

軽症で基礎疾患がなく、呼吸困難や高熱の持続がない場合は、自宅療養が可能です。水分補給、十分な休養、解熱剤の適切な使用が基本です(厚労省「自宅療養者向けハンドブック」参照)。

症状悪化時に発熱外来を受診すべきサイン

呼吸困難、SpO₂が93%以下、39℃以上の高熱が3日以上続く場合は受診を急ぐべきです。特に糖尿病、心疾患、腎疾患などがある方は早期対応が必要です。

同居家族への感染予防と生活の工夫

個室隔離、共有スペースの換気、マスク着用、手指衛生が基本です。家庭内感染防止は療養者と家族双方の健康を守ります。

発熱外来受診後のコロナ対応

受診後は、検査結果に応じて療養や再診の必要性を判断します。

陽性判明後の療養期間と外出再開の目安

有症状者は発症日から5日間、かつ症状軽快後24時間経過するまでが療養期間の目安です(2024年厚労省基準)。無症状者は検体採取日から5日間が目安です。

陰性だった場合の次の行動

陰性でも症状が続く場合は、他の感染症や非感染性疾患の可能性があります。症状が改善しない場合は再診や他科受診を検討します。

再検査が必要になるケース

発症初期の検査でウイルス量が少ないと、偽陰性になる場合があります。症状が悪化または長引く場合は、再検査が推奨されます。

まとめ

コロナが再び流行している今、発熱外来は安心して診察を受けられる大切な窓口です。受診すべきタイミング、検査・診療の流れ、予約方法や感染予防までを理解しておくことで、いざという時に迅速な行動ができます。当院は伊丹市をはじめ、川西市、宝塚市、尼崎市、池田市からも多くの患者さんに来院いただいています。体調に不安を感じたら、どうぞ気軽にご相談ください。

(文責:つねだクリニック院長 常田和宏)