片頭痛の治療・応急処置・予防法|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

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片頭痛の治療・応急処置・予防法|つねだクリニック|伊丹市鴻池の内科・糖尿病内科

片頭痛の治療・応急処置・予防法

片頭痛の治療法

片頭痛は日常生活に大きな影響を与える症状ですが、適切な治療を行うことで発作の頻度や強さを抑えることができます。治療には、発作時の対症療法と、発作を未然に防ぐ予防療法があります。ここでは、片頭痛の治療に用いられる薬や、自然療法について詳しく解説します。  

片頭痛に効く薬の種類(トリプタン・鎮痛薬)

片頭痛の治療薬には、トリプタン系薬剤と一般的な鎮痛剤があります。  

☑︎トリプタン系薬剤:片頭痛に特化した薬で、脳の血管の過度な拡張を抑えることで痛みを軽減します。代表的なものには、スマトリプタン、ゾルミトリプタンなどがあります。発作の早い段階で服用することで効果を発揮します。  

☑︎鎮痛薬(NSAIDs):ロキソプロフェン(ロキソニン)、イブプロフェン(イブ)などの一般的な鎮痛薬も軽度の片頭痛に有効ですが、頻繁な服用はかえって頭痛を悪化させることがあるため、使用には注意が必要です。  

適切な薬を選ぶには、医師と相談しながら治療方針を決めることが重要です。  

片頭痛に効く漢方や自然療法

片頭痛の治療には、西洋医学の薬だけでなく、漢方や自然療法も取り入れることができます。  

☑︎漢方:体質に合った漢方薬を選ぶことで、片頭痛の根本的な改善が期待できます。例えば、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)は冷え性やストレスによる片頭痛に効果があるとされています。

☑︎マグネシウムの摂取:マグネシウムは神経の興奮を抑える作用があり、片頭痛の予防に有効とされています。ナッツ類やほうれん草、バナナなどに多く含まれます。  

薬に頼りすぎず、生活習慣を見直しながら総合的なケアを行うことが大切です。  

片頭痛を和らげるための応急処置

片頭痛の発作が起きた際、すぐに病院へ行けない場合は、セルフケアで症状を軽減することができます。発作を悪化させないために、適切な対応を知っておくことが重要です。  

発作時にできるセルフケア(ツボ・冷却・暗い場所で休む) 

片頭痛の発作が起こった際に、次のようなセルフケアを試してみましょう。  

☑︎静かな暗い部屋で休む:光や音に敏感になるため、できるだけ暗く静かな環境で横になりましょう。  

☑︎こめかみや首を冷やす:血管の拡張を抑えるため、冷たいタオルやアイスパックを使用すると効果的です。  

☑︎ツボ押し:手の「合谷(ごうこく)」や首の「風池(ふうち)」のツボを優しく押すことで、痛みの軽減が期待できます。  

これらの方法を組み合わせて、片頭痛の辛い症状を少しでも和らげましょう。  

頭痛がひどいときに避けるべき行動

片頭痛の発作が起きたときに、以下の行動は症状を悪化させる可能性があるため避けましょう。  

☑︎カフェインの摂取:少量なら片頭痛に効果があることもありますが、多量のカフェインは頭痛を悪化させることがあります。  

☑︎長時間のスマートフォン・パソコン使用:強い光や画面の点滅は片頭痛の悪化につながることがあります。  

☑︎無理に運動する:軽いストレッチは良いですが、激しい運動は頭痛を悪化させる原因となることがあります。  

発作時はできるだけ安静にし、頭痛を和らげる行動を心がけましょう。  

片頭痛の予防と生活習慣の改善

片頭痛を予防するためには、日常生活の習慣を見直すことが大切です。食生活や睡眠、ストレス管理を意識することで、発作の頻度を減らすことができます。  

片頭痛を防ぐ食事・飲み物

食事の影響で片頭痛を引き起こすことがあるため、日常的にバランスの良い食事を意識することが大切です。  

☑︎片頭痛を予防する食品:マグネシウムを多く含むナッツ類や葉物野菜、青魚などが効果的です。  

☑︎避けるべき食品:チョコレート、ワイン、チーズ、カフェインを多く含む飲み物は片頭痛を引き起こす可能性があります。  

食事の内容を見直すことで、片頭痛の発作を軽減できる可能性があります。  

睡眠の質を上げて片頭痛を予防する方法  

睡眠不足や寝すぎは片頭痛の引き金となるため、規則正しい睡眠習慣を身につけることが重要です。  

☑︎毎日同じ時間に寝る・起きる習慣をつける。  

☑︎寝る前にスマホやパソコンを使用せず、ブルーライトを避ける。  

☑︎寝室の環境を整え、静かで快適な空間を作る。  

良質な睡眠を確保することで、自律神経が整い、片頭痛の予防につながります。「7時間程度の質の良い睡眠」を意識しましょう。

ストレス管理とリラックス法 

ストレスは片頭痛の大きな原因の一つです。ストレスを溜め込まないよう、リラックスする習慣を持つことが大切です。  

☑︎深呼吸や瞑想を取り入れる  

☑︎アロマセラピーやハーブティーでリラックスする  

☑︎軽い運動やストレッチで血流を促進する  

ストレス管理を意識することで、片頭痛の発作を減らすことが期待できます。  

日常生活でできる片頭痛対策

日常生活の中で意識的に取り組める片頭痛対策を紹介します。  

片頭痛に効果的な運動・ストレッチ 

適度な運動は血流を良くし、片頭痛の予防に役立ちます。特に、ウォーキングやヨガ、ストレッチは効果的です。  

仕事・デスクワーク中にできる頭痛予防

長時間のデスクワークが片頭痛を悪化させることがあります。適度な休憩や姿勢の調整を心がけることで、頭痛の予防が可能です。  

まとめ 

片頭痛は適切な治療と予防策によってコントロールできる可能性があります。生活習慣を見直し、自分に合った対策を取り入れることが重要です。伊丹市、川西市、宝塚市にお住まいの方、またそれ以外の地域にお住まいの方も、お気軽に当クリニックへご相談ください。  

(文責:つねだクリニック院長 常田和宏)